鹿児島県隊友会

年度所信等 

                     鹿児島県隊友会会長  村山文彦

(平成30年11月)
 公益社団法人に移行し8年を経過しましたが、重点事業の「防災ボランティア活動」の一貫として、 10月から11月にかけて、隊友会独自の「情報伝達訓練」の実施、ならびに県庁主催の「桜島防災図上訓練」への参加がありました。
 「情報伝達訓練」は、10月25日、第12普通科連隊との協定(平成22年)に基づく「情報ネットワーク」の実効性を検証することを狙いとし、隊友会としても初めてとなる訓練でしたが、国分・隼人支部長の前向きな取り組みもあり、今後の課題も明確となる大変充実したものでした。来年度以降、他支部にも広げて行きたいと思います。
 「桜島防災図上訓練」には、昨年度に引き続き、評価・状況付与班として総勢14名が参加し、訓練進行に大きく寄与したものと思っています。

(平成30年10月)
 9月23日に平成30年度第1回支部長会議を開催しました。地元の行事など多忙な折り、離島を除き殆どの支部長に参加して戴き大変嬉しく思います。
 この度新たに発足した、横川支部長も初参加しましたが、支部発足にあたっての熱意とご努力に敬意を表します。とりわけ旧会員も含め新規会員7名を仲間に入れての13名での発足に拍手を送らせて戴きます。隊友会は支部の活動が基本です。支部の現状に合わせ、支部会員の親睦を深めつつ、募集協力など自衛隊支援活動や各種公益事業に積極的に取り組んで参りましょう。10月25日には、初めての災害情報ネットワークの訓練を計画していますが、国分・隼人支部の会員の協力をお願いします。

(平成30年9月)
 隊友会員も、陸・空・海自衛官、事務官、看護士など、また任期満了者や自己都合の退職者など出身も部隊歴も様々です。これも組織の強みだと思います。
 8月下旬新田原基地に女性初の戦闘機パイロットが誕生というニュースがありました。また、8月29日、鹿児島本港・北埠頭に入港した護衛艦「やまぎり」艦長も女性でした。今や、自衛隊も女性が活躍する時代になっています。県隊友会にも現14名の女性会員が在籍し、谷口女性部長など4名が県の理事になっています。この8月にも女性幹部自衛官の方が定年退職し、早速隊友会に入会しました。女性の視点からの提言や活動参加も大歓迎です。
(平成(30年8月)
  8月6日国分駐屯地で、私たち隊友会と家族会の協力団体と国分・川内駐屯地司令ならびに自衛隊鹿児島地方協力本部長の5者の間で「大規模災害等における派遣隊員の留守家族支援」に関する協定を締結(段取りは、国分駐屯地業務隊)しました。
 東北大震災時、留守家族の安否を案じつつ、隊員は災害派遣任務を第一義に救援活動に従事した経緯もあり、今後協力団体の中で、各地方にあって最も自衛隊(隊員)に寄り添う存在の隊友会・家族会が協力して、安否確認や必要な支援を行うという趣旨の協定です。災害派遣出動の隊員の後顧の憂いを少しでも軽減できるよう、これから家族会と連携しつつ、体制・組織作りを万全にしたいと思っています。
 また協定後、恒例の国分駐屯地夏祭りが、県知事も参加される中、多くの市民とともに盛大に開催され、災害派遣中で参加出来なかった「霧島・国分夏祭り」への思いもぶつけ、花火が打ちあがる夜遅くまで賑わいました。改めて中国地方への災害派遣を心より慰労申し上げます。

(平成30年7月)
 6月29日国分駐屯地で、自衛官候補生46人と一般陸曹候補生365人の教育修了式がそれぞれ第12普通科連隊と第113教育大隊で開催され、隊友会からも支部長など多くの役員も参列し、私も来賓の一人として祝辞を述べました。
 駐屯地には、朝早くから九州全県からご父兄等約800人が駆けつけ無事卒業を見届け、お祝いされていました。3月下旬に入隊したばかりの初々しい隊員ですが、「男子3日会わざれば刮目して見よ」の諺のとおり、この3か月間で見違えるほど逞しくなり、凛々しい顔立ちになりました。早速、九州地区の各部隊に赴き、次なるステップの教育に臨むことになりますが、国分の地で培った同期の絆を大切に、お世話になった教官・助教への感謝の念を忘れず、力強く羽ばたいてもらいたいと思います。

(平成30年6月)
 5月20日の県総会は、遠くは沖永良部や瀬戸内・中種子などの支部長も参加し、平成30年度事業・予算計画など承認して戴き、会議・懇親会参加の皆さんに改めて御礼申し上げます。
 5月27日午前中には、指宿支部の会員とともに「県総合防災訓練」に参加し、夕方からは いちき串木野支部 の総会・懇親会に参加しました。両支部ともに4〜5年前に立ち上げたばかりの少人数の支部ですが、自衛隊歴・仕事(歴)も多彩で、中には宮司さんや市議会議員さんなど、思いのある素晴らしいメンバーが集まっています。近くに自衛隊の駐屯地がない地域での活動と会員維持は大変で、苦労もありますが、今後とも地域の特性・会員数に応じた活動をお願いします。
 また、6月3日には、国分・隼人支部 のそれぞれの総会と合同懇親会が開催されました。霧島市長や市議会議長、賛助会員の国分駐屯地司令以下現役の皆さんなど約二百名近くの盛大な懇親会となりました。隊友会の熱いエネルギーを感じるとともに「数は力なり」を実感しました、中核となる両支部の益々の隆盛を祈念します。

(平成30年5月)
 4月23日に第8師団・北熊本駐屯地創立記念日が開催されました。全国に先駆けて、3月27日に機動師団に改編され、その雄姿を観閲式ならびに観閲行進と模擬戦闘訓練で目の当たりにし、時代の変化を感じました。特科連隊と対戦車隊ならびに戦車大隊が廃止され、代わりに西部方面特科連隊と西部方面対舟艇対戦車隊が平素は第8師団に隷属されるなど、部隊も様変わりです。
 とりわけ第42普通科連隊が即応機動連隊に新編され、機動戦闘車(16MCV)などで機動力溢れる部隊に改編されています。
 隊友会は「国民と自衛隊の架け橋」をスローガンに活動していますが、まずはOBの中核たる私たちが、「今日の自衛隊の編成・装備・訓練を正しく理解」することが求められていると強く思いました

(平成30年4月)
 新年度も明けました、イラク日報問題が国会やマスコミで取り上げられ、陸上総隊や水陸機動団が創隊されるというニュースも流れています。
 こういう状況のなか、国分駐屯地では、自衛官候補生と一般陸曹候補生の合計約300名を越す新隊員の入隊式が4月7日と8日に行われ、大勢のご父兄も来隊され駐屯地も活気づきました。
 やる気あふれ、心身ともに健全な若人が、あまたある進路の中から自衛官を選択されたこと、またご父兄がご子息の背中を押して戴いたことに、心から敬意を表します。入隊された全隊員が、3か月の新隊員前期教育を無事終了することを祈念します。

(平成30年3月)
 3月10日に霧島市民会館で「市民と自衛隊のつどい」が開催されました。オープニングは第12普通科連隊の音楽部と国分中央高校音楽部の合同演奏で、会場一杯の観客を魅了していました。
第55回目を迎えるということで、地元に定着した行事の感があります。
 音楽部は、部長以下僅か14名の編成で、普段は重迫撃砲中隊に所属し、訓練・演習・駐屯地勤務に従事しつつ、部内外で年間約80日のも演奏をこなしているようです。県内の各特攻基地の慰霊祭など、音楽隊は引っ張りだこで、休日の子供さんの学校行事なども出れない状況だとお聞きします。それほどの存在感があり、頼りにされています。
 師団音楽隊など正式な音楽隊と違い、メンバーの確保や予算的にも厳しい制約があるなか、少数精鋭で音楽を通じ「県民と自衛隊の架け橋」として奮闘されていることに拍手を送りましょう。 

(平成30年2月)

 2月4日に鹿屋基地で、派遣海賊対処行動航空隊29次要員の帰国行事が開催されました。当日P-3C2機で帰国した隊員、ならびに一足先に民航機で帰国した隊員の合計63名が整列し、基地ならびに派遣隊員家族や防衛協力諸団体などの来賓が参加し、灼熱の気象条件の中、約3ヶ月半に亘る厳しい国際貢献任務を完遂し無事帰国した隊員を皆で歓迎しました。折しも、1月下旬には鹿屋第1航空群のP―3Cが「北朝鮮の海上密輸防止」という新たな任務で貴重な情報を入手・報告するなど、南西諸島防衛の第一戦の任務を遂行しつつの多面にわたる活躍に、心から敬意を表します。

 (平成30年1月)
 会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。会長の年頭所信は隊友「さつま」1月号に記載しました。
今年は犬年です、私たちの祖先・薩摩隼人は、遠く都にあって、その武勇と竹細工で有名を馳せましたが、犬の鳴き声で邪悪や不浄悪霊を祓う「呪力」でもその名を高まらせていたようです。私たちも「自衛隊の本来の姿や、憲法9条改正の必要性」の吠声(はいせい)を大きく出す年にしたいものです。
 本ホームページも更に充実させ、内外に情報発信して参ります。各支部の積極的な記事投稿を期待しています。

(平成29年12月)
 11月26日、陸上自衛隊国分駐屯地創設62周年、12月2日海上自衛隊鹿屋基地開隊64周年記念日が開催され、隊友会・海自OB会員など協力諸団体はじめ多くの市民・支援者などで賑わいました。陸自・海自のそれぞれのカラーの出ていた式典(模擬戦)・懇親会でした。
 鹿児島市内の旧陸軍の第45歩兵連隊は伊敷に駐屯し、歴史を刻みましたが49年だったことを思うと自衛隊の歴史の長さをあらためて実感します。
 批判にさらされ苦難の時代もありました。今秋のアンケート結果で「国内の政府機関等で一番信頼できる組織」という評価を受けましたが、多くの心ある市民や、自然発生的に作られた防衛協力諸団体の応援があっての今日の自衛隊だと思います。
 今後とも、その中核たる隊友会という誇りと自負心を持って、自衛隊諸行事を密接に支援し、憲法改正や隊員処遇の改善という大きな課題に挑戦して参りましょう!