鹿児島県隊友会

年度所信等 

                     鹿児島県隊友会会長  宮口修一
(令和4年6月)

 5月29日、鹿児島水交会主催の東郷祭(第69回東郷平八郎記念日)に参列しました。入梅直前の雨天をかいくぐり「鹿児島の誇り世界の東郷」元帥の記念日が厳粛な中りっぱに開催されました。隊友会も協賛し、鹿児島地区協議会の隊友が多数スタッフとして準備段階から協力支援しました。お疲れさまでした。           さて、話を変えます。恋愛において思いを遂げる確率はどの程度か知りませんが、ほとんどは片思いで終わっていると思います。(自分は違うと言う会員もいます?)平和憲法?を頑なに保持し、周辺国の公正と信義に一方的に期待して自国の平和と安全を期待するとき、果たして我が国の思いを現在の周辺国が受入れ大事にしてくれるしょうか。国防を相手に預けているにも等しい状態です。恋愛に例えるのは不謹慎かもしれませんが敢えて言います。特に片思いで思いが届かず成就せず憤死するのは個人の問題・残念でしたとして片づけられますが、国民の生命財産を守る責務を有する国会の一部の勢力が思いだけで厳しい現実を直視せず、しっかりとした安全保障政策を構築しないで国民を巻き添えにし危険にさらすのは無策無責任でしかありません。周辺諸国に「危機管理能力のない世間知らずのお人好し。このままボーとしていて欲しい。」と付け入るスキを与え、既にスキに誘導しているかもしれません。国政選挙が近くなってきました。周囲にも声をかけ必ず選挙に行き氏名を記入して投票し、志を同じくする仲間を国政の場に送り出しましょう。


(令和4年5月)
 日本の安全保障環境が現憲法制定時と著しく変わり、また、ウクライナ情勢の厳しい現実を目の当たりにして、自衛隊や憲法9条等に関し態度を変える勢力があるのではと期待していました。改憲反対や反自衛隊勢力は論を変える絶好の機会であり今変えることには全く不自然さはないと思っていますが、具体的な手段方法をなんら示さず、ただ平和主義、平和憲法を守れ、外交努力で、基地があると攻撃目標になる、改憲すると周辺国に脅威を与える、戦争ができる国になる等相も変わらず現実を直視せず、現憲法で戦争に巻込まれることはなかったではないかと耳障りのいい空想的平和論が跋扈しています。現状の解釈憲法による安全保障政策は将来的に時の為政者に都合よく解釈されることもあり得ます。また、私権を制限することもあることからしっかり議論し必要な歯止めも含め解釈などする余地のない憲法学者に自衛隊違憲論を言わせない明確な表現にすべきです。情勢の変化に応じ改憲し国民を守るための憲法であるべきであり、改憲は悪であると盲目的教条的にひたすら憲法を守ることが目的となっているのではないでしょうか。

(令和4年4月)
 令和4年度もコロナ禍の状況下でスタートしました。本年度は前半は参議院選挙、後半は九州沖縄ブロック会議担当が重視事項です。各種事業も縮小や中止が当たり前となり気持ちまでも委縮してしまいそうですが、コロナに負けないよう頑張りましょう。4月9日、国分駐屯地で実施された自衛官候補生及び一般陸曹候補生の入隊式に参列しました。ウクライナ情勢の中にあっても自衛官の職を選択してくれたことに感謝と敬意を表したいと思います。3か月後の修了式での成長した姿が楽しみです。さて、ウクライナ情勢の厳しい現実を見て自衛隊や憲法9条等に関し態度を変える野党があるのではと思っていましたが、自衛隊は違憲、日米安全保障条約破棄を言っていた一部の野党が「急迫不正の侵害が起こった場合には自衛隊を含めて、あらゆる手段を行使して国民の命と日本の主権を守り抜く。」と表明しました。ならば自衛隊をリスペクトし憲法上も疑義のない位置づけにして欲しいものですが、うがった見方をすると現憲法下でも自衛隊を運用できるとし、憲法改正は不要との伏線では思ってしまいます。憲法改正のためには、そのための運動・議論は当然ですが、選挙で勝利し改正勢力でも圧倒しなければなりません。協力を宜しくお願いします。

(令和4年3月)

 ロシアが一方的な理由でウクライナへ侵攻さらには核兵器による脅しともとれるような発言をし、あたかもルビコン川を渡ったような状況となり目が離せない情勢になってきました。遠く東欧での重大事案ですが、自由主義世界の対応とウクライナの存続、ロシアへの制裁等の結果は中国、台湾、我が国の南西諸島問題にも波及して今後の中国の出方に直結し、日本へも影響大です。また、太平の眠りを覚ますかのように、憲法改正(9条)、非核三原則問題へも影響し、賛成反対陣営ともに諸国民の公正と信義に期待し得ない厳しい現実を前に論を変えるか、理論の再構築を迫られ今後の各政党の動きに注目したいところです。                       7月の参議院議員選挙にも影響するのではと思います。議論すら封じる一部の野党は議会制民主主義を否定し国民を蔑ろにすることになります。別の視点でアフガニスタン国軍の崩壊とウクライナ国民や国軍の頑強な抗戦は際立った違いをみせ、ウクライナの抗戦はロシアの短期決戦の目論見を狂わせ自由主義世界の共感・協調とそれによる経済制裁発動等の時間的余裕を得ることになりました。このことは我が国防衛においても共通するところであり日米同盟を発動するためには自ら守る意思と行動は絶対条件です。今後、世界はロシアとの関係は今までと同様には出来ず、我が国も世界と協調しながら再構築しなければなりません。ウクライナ・ロシア情勢、併せて中国の動きを注目していきましょう。まもなく新年度になります。準備を宜しくお願いします。


(令和4年2月)
梅やヒカンサクラが咲き誇り春の予感を覚えるこの頃となりましたが、オミクロン株による第6波の渦中、皆様いかがお過ごしでしょうか?
 さて、隊友会に入会され自衛隊の一番のサポーターとして活動、また地域の中で防災訓練への協力、戦没者の慰霊、慰霊碑の清掃等一生懸命活動していただき感謝しております。私自身も姶良支部の一員として同様な活動しています。忘れてはならないのは、現役の自衛官が出来ない政治的活動を通じて安全保障政策の普及・推進や自衛官の処遇改善等を求めることです。入会当初は政治的活動をするために入会したんじゃないと思い距離を置いていた時期がありましたが、よくよく考えてみると自衛隊、自衛官のことを分かっている我々がやらなければ誰がやるのか、そのために我々の仲間を政治の場に送り込むことも必要との思いに至りました。
 ご理解頂き賛同される会員には各種活動への協力をお願いします。皆様、感染症対策を確実に実行し健康でお過ごし下さい。

(令和4年1月)

 新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。第6波に突入しましたが粘り強く対処し克服しましょう。1月7日、国分駐屯地の成人式(49名)に参列し祝辞の中で以下のことをお話しました。「既に服務の宣誓を行い、同世代に比し高い志を有していることを誇りにしてほしいこと。成人を期し改めて服務の宣誓を確認し「責務(任務)の完遂」ために十分な知識技能・気力・体力を有しているか自らに問い、足らざるを練磨研鑽していただきたい。」と。翻って私達隊友会員は歳を重ね現役と同じ行動はできませんが志は同じか負けていないと思います。我が国の安全保障、自衛官のため、そして彼らができないこと(喫緊の目標は憲法改正、そのための各種運動)を積極的に実施する責任があるのではないでしょうか。新型コロナウィルス感染症終息の見通しがなかなか立たない状況が続いていますが、皆様、感染症対策を確実に実行し健康でお過ごし下さい。


(令和3年12月)
 本年も残すところ1か月を過ぎました。昨年にも増し新型コロナウィルス感染症対策に追われた1年でしたが、皆様お疲れさまでした。ワクチン接種の進捗とウイズコロナで縮小開催等各種対策により昨年に比し事業を進めることが出来ました。ご支援ご協力誠にありがとうございました。諸々我慢を強いられてきましたが、オリンピックにより日本選手の活躍等明るい話題で暗い世相を払しょくし希望を感じ前を見ることが出来たような気がします。開催して良かったのではないでしょうか。さて、衆議院議員選挙の結果で改憲勢力の結集と憲法審査会の開催が活発化しそうです。来るべき参議院議員選挙でも改憲勢力の増勢により改憲へ向け加速するよう期待し既に始まっている各種活動に協力しましょう。
 現在、新型コロナウィルス感染症は急激に減衰していますが第6波が危惧されています。年末年始も予防対策をしっかり講じ、健康で良き年をお迎え下さい。新年もよろしくお願いします。

(令和3年11月)
 11月7日、第18回グラウンドゴルフ大会を楽しい雰囲気の中、親睦を図り無事終了しました。さつま町長、地元選出県議、地元町議も来賓としてみえ支部の地元との連携の濃さを感じました。さつま支部の皆様、誠にありがとうございました。来年度は国分で開催予定です。宜しくお願いします。

さて、衆議院議員選挙も終わりマスコミ等の選挙前の予想とは随分異なる結果となりました。外交、経済、安全保障等の基本政策の異なる政党がそれをほとんど争点にせずあろうことか一部では選挙協力をし、またポピュリズム的な政策、優先順位の低い政策、スキャンダル等で競った選挙となりましたが、結果を見ると国民は冷静に観察していると安心しました。野党の中に改憲勢力がそろってきましたので小異を捨て大同団結し改憲発議へ向け動きだして欲しいものです。私達は自衛隊OBであり、また隊友会の「国民と自衛隊の架け橋」と言う地位役割を忘れず引続き活動しましょう。県内各地では地方選挙が続き、霧島市では我々の仲間が市議会議員に初挑戦します。協力を宜しくお願いします。


(令和3年10月)
 10月3日、鹿児島県自衛隊殉職隊員慰霊祭を主催し鹿児島県護国神社で実施しました。コロナ禍を考慮して参加者を限定し遺族会から12名、自衛隊を代表し自衛隊鹿児島地方協力本部長の参列を得て催行しました。当日は心穏やかに故人を偲びご遺徳に感謝致しました。コロナ禍はやや落ち着いてきたものの世相はコロナ禍の犯人探しのような動き、まもなく実施される衆議院議員選挙に関連し他者への批判を主体とした政党・現議員の言動や上げ足取りのマスコミの報道等少し荒んだ様相となり、俗に言うヤフコメとあまり変わらないような気がします。政権を目指す政党は少なくとも外交・防衛についても語るべきでありマスコミも質問すべきと思います。人間性、政策、実行力、牽引力を備えたリーダー(議員)の出現とコロナ禍の減衰や、衆議院議員選挙後の新体制に光明を見出すような言動、報道が欲しいものです。

(令和3年9月)

 本年、私もいくつかの戦没者慰霊祭への参列、地元の慰霊碑の美化作業を行いました。皆様も地域の中で活動されていると思います。ご苦労様です。今、私の手元に、ある慰霊奉賛会が発行した機関紙があります。その中に中学生による「若者の誓い」があり、文中に「…平和とは何か、自分に出来ることは何かを考え命を大切に生きていくことを決意して…」の記述がありました。いつもの感傷的で情勢を何ら考えない単なる不戦の誓いとは異なっています。「平和とは何か、この現実世界の中で平和を如何にして守っていくか、自分に出来ることは何か」と語っていると私は解釈しています。自衛隊の活躍や皆様の地域における地道な活動は確実に若者にも影響を与えているものと思います。在留米軍撤退に伴うアフガニスタン政権の崩壊、タリバンの電撃的な政権奪取は、まさに自らの国は自ら守る気概と能力の欠如の末路をみる思いがします。


(令和3年8月)

 コロナ禍の暗い雰囲気を吹き飛ばすようなオリンピックでの日本選手の活躍に元気をもらいました。特に濱田選手の圧倒的勝利による金メダルの獲得、表彰式、日本国旗掲揚、掲揚を行っている自衛官の敬礼を見て暑さも忘れました。 さて、最近現役時代の戦術教育や指揮幕僚活動を懐かしく思い出します。行動方針を列挙・分析・報告し指揮官の決裁を仰ぎ、自分の考えと異なっていても我執を廃し一途の方針の下全力で任務達成に邁進していました。現下の国内情勢をみると自由にものが言えることはいいですが、コロナ対策やオリンピック開催に関しメディア等は国の方針決定後も上げ足取りや不安をあおりやゆし、まるでオリンピックの失敗を期待するような報道を繰り返し、不要不急の外出を控える呼びかけはほとんどしていません。国難、国家的事業に際しては平時と異なり国民の結束がまさに必要な時であり日本人の底力を発揮する時だと思います。コロナ対策を遵守し乗り越えましょう。


(令和3年7月)

 6月27日、国分駐屯地で一般陸曹候補生(348名、第113教育大隊担当)・自衛官候補生(50名、第12普通科連隊担当)の修了式がそれぞれ実施され参列しました。隊友会会員にとっては半世紀程の年齢差であり隔世の感がありますがコロナ禍の制約下3か月の教育を経てりっぱに育ち職種部隊・学校へ向け巣立っていきました。彼らの健闘を祈念するとともに教育に当たった連隊・大隊の隊員に感謝したいと思います。          さて、馬毛島FCLP関連の種子島の風向きに変化が現れてきました。空自機による騒音検証以降、西之表市議会も計画賛成に転じました。反対GPは南西諸島正面の国際情勢や防衛力強化等を議論することもなく生活環境悪化の危惧や情緒的戦争反対からの反対であり情勢認識の表明もなく、結果的に危機意識もなく国防に関し無関心無責任といってもいいでしょう。私達はサイレントマジョリティーになることなく声高な一部の活動家に負けないよう計画推進を応援しましょう。