鹿児島県隊友会

年度所信等 

                     鹿児島県隊友会会長  宮口修一
(令和3年1月)

 新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。コロナ禍のため晴れ晴れとした新鮮な気持ちで新年をお祝いできないのが残念です。先月、NHKの朝ドラ「エール」が終わりました。モデルとなった古関裕而氏は戦前戦中戦後と激動するそれぞれの時代の中、歌を通じて国民に希望と勇気を与えてきました。最近気が付いたことですが私達の隊友歌の作曲も古関氏の手になるもので昭和49年3月に制定されています。県本部が実施する会合では隊友歌を必ず斉唱し、最近では鼻歌でメロディーが出るほどになってきました。コロナ禍の下、制約は多いですが私達も隊友会の活動を通じ国民そして自衛隊にエールを送りましょう。新型コロナウィルス感染症終息の見通しがなかなか立たない状況が続いていますが、皆様、感染症対策を確実に実行し健康でお過ごし下さい。


(令和2年12月)
 本年も残すところ1か月を過ぎました。新型コロナウィルス感染症対策に追われた1年でしたが、皆様お疲れさまでした。また、ご支援ご協力誠にありがとうございました。この間、いくつかの選挙もあり、地域で諸活動をしていると地元との諸関係や縁故により協力を求められると思いますが、「国民と自衛隊とのかけ橋」という隊友会の目指すところを見失わないように活動していきたいと思います。さて、馬毛島について地元新聞での報道が多くなってきました。国会でもそうですが本質である安全保障上の観点からの論点や見解がほとんどなく、必要なことではありますが騒音、漁場、事故等の問題を主体に述べ本質からそらし後ろ向きな見解ばかりです。本質論でまず議論し次に問題点について対策や補償を議論すべきではと思います。新型コロナウィルス感染症終息の見通しがなかなか立たない状況が続いていますが、皆様、健康で良き年をお迎え下さい。新年もよろしくお願いします。

(令和2年11月)
新型コロナウィルス感染症終息の見通しがなかなか立たない状況が続いています。県内各駐屯地・基地の創立記念行事・イベント等は全て中止あるいは縮小開催となり私達会員もですが国民と自衛隊との交流・広報機会がほとんどなくなっています。さらに景気の低迷は地本の募集・援護活動に影響を与えていると思います。募集・援護情報の提供を宜しくお願いします。
 明るい話題もありました。10月30日、湧水支部が発足し多数の会員の新加入もありました。会員の結束を強くし地元と連携した活動を期待します。紅葉の時期となり、またGOTOトラベルキャンペーン等で旅行に出かける機会があると思います。コロナ対策を十分行い感染防止に努めて下さい。

(令和2年10月)
 過去最強と言われた台風10号が9月6日夜半から7日早朝薩摩半島沖合を通過しましたが、姶良支部は姶良市との防災協定に基づき昨年7月豪雨時の支援に続き2回目の避難所支援をしています。報道でも厳重な警戒を呼び掛けられ家族や自宅の台風準備もある中、誠にお疲れさまでした。
 元自衛官の心意気を感じた次第です。市役所の地域防災専門官には私達の仲間が再就職しており支部としっかり連携できているようです。隊友会の防災ボランティア活動は従来の土嚢積みのような汗をかく活動から平素の防災活動への協力(計画作成、図上演習・訓練協力)や発災時の避難所・ボランティアセンター運営等へ移行しています。今後の活動方向として下さい。

(令和2年9月)
  新型コロナウィルスの第2波はどうやらピークを過ぎたようですが油断が出来ない毎日です。被弾しないよう十分注意しましょう。
 安倍首相が辞任されました。憲法改正がまた遠のくかと残念でなりません。太平の眠りを覚ます事態が生起しないと事は進まないのでしょうか。中国が台頭し活動を顕在化する中、米国の覇権に陰りが見え、更に中国以外にも我が国の安全を脅かす周辺国が存在する情勢下、これまでのように戦争の悲惨さを語りただ平和を祈り米国に依存すれば平和を維持できた環境は終りが近づいているかもしれません。周辺国は自由意志を持ち、我が国の思い(平和憲法)などには何ら拘束されず、かえってスキを与えていることになるでしょう。我が国の毅然とした防衛体制や友好国との強固な集団安全保障体制はスキを与えず抑止力となります。そのためには憲法改正が是非とも必要です。次期政権にも憲法改正に積極的に取組んで欲しいものです。私たちも積極的に活動しましょう。

(令和2年8月)
 今年も各地で戦没者慰霊祭が行われ、戦争の悲惨さを語り継ぎ戦争反対と平和を守る決意が表明されますが、英霊が身を賭して守りつないだ我が国土・国民・文化を「この世界情勢下如何にして守るか」も一緒に考えて欲しいものです。馬毛島問題でも反対する主婦がテレビのインタビューに基地のない平和な島にしたいから反対と言っていましたが、では如何にして平和を守るのかが質問する側も答える側も欠落あるいは思考停止しているのではないでしょうか。心静かに御霊への感謝と御霊の安らかならんこと祈るとともに(必要な安全保障体制を整え)平和を守り抜く決意をする日にしたいものです。
 新型コロナウィルス感染の沈静化が見えません。我々隊友会会員はほとんどが60歳以上であり発症すると重症化するリスクが高いとされています。また、長かった梅雨も明け夏本番となり熱中症のリスクも高まります。皆様、御自愛下さい!

(令和2年7月)
 6月25日、令和2年度全国隊友会定時総会が新型コロナウィルスの影響により役員及び埼玉・千葉・東京・神奈川の隊友会長により縮小開催されました。その総会資料を受領しましたが、令和2年度事業の防衛大臣への政策提言に「平時及び有事における元自衛官の活用」の項目があり「意志のある者を平時から登録し、有事には自衛隊のニーズに応じて後方から支える体制を国として制度化」とあります。隊友会の現在の活動は平時における活動です。国土防衛戦の有事には我々隊友会の力も必ずや必要とされるでしょう。新型コロナウィルスへの初期対応において平時の医療や保健所の体制では限界があったように有事においては機能強化・補填や拡大が必要となります。
 今後の防衛省での検討に期待するとともに議論に参加していきたいと思います。大雨による甚大な被害が出ています。会員の皆様も十分気を付けて先行的に行動して下さい。災害派遣で我が自衛隊が出動しています。近くで見かけたら激励をお願いします。

(令和2年6月)
 5月24日、平成2年度の鹿児島県隊友会定期総会を縮小開催しました。先行き不透明ですが、事業の実施を追及するも状況に柔軟に対応していきたいと思います。
 さて、6月4日、12普連1中隊が警備隊区での徒歩行進訓練(垂水〜東大隅、約35q、武装)を実施し、私は1中隊OB会長として仲間4人と激励に行きました。隊友会の垂水・鹿屋支部、家族会の激励・差入れ、沿道の幼稚園児からの激励もあり降雨の中、元気にゴールの南大隅町役場に向け引続き行進していきました。
 新型コロナウィルスの話題で暗い毎日の中、充実した時を過ごしました。今後も警備隊区でも訓練して頂き国民の自衛隊を身近に感じてもらえたらと思います。各支部地域で自衛隊の訓練、入港等の際は激励を宜しくお願いします。
 梅雨・台風の時期となりました。新型コロナウィルスの状況下で発災した場合、共助・公助が制限を受け公民館・体育館等への避難所も3密を避け通常の運営は困難となります。自らの判断で早目に安全な親戚・知人宅等へ避難する等自助が非常に重要になります。会員の皆様は危険見積もりをしっかり行い準備に抜かりのないようにして下さい。

(令和2年5月)
 緊急事態宣言が延長され、鹿児島は休業要請の一部が緩和されたものの、日常の生活が恋しい毎日ですが、会員の皆様は元気でお過ごしですか。
 さて、医療の世界も平時においてはコストや効率を重視し、感染症対策も、保健所の規模・態勢、医療資機材の数・備蓄・自給能力、病床数等は散発的な小規模事態に対応できる態勢であったのでしょう。これら現実の態勢と日本の高い医療技術を考慮し、日本が選択したのがクラスターを重点的に調査し潰し、PCR検査数をむやみに増やすことなく医療崩壊を招かないようにしたのだと思います。ただ、今後はパンデミックのような事態には平時の態勢をコアとして大学、民間、退職した元医療従事者の活用等により迅速に拡充する計画や訓練とそのための法整備も必要でしょう。
 翻って自衛隊も有事には今の態勢から急速に有事の態勢(行政や民間も含め)に移行し予備自衛官制度はその一つで、未だ不十分な有事法制等は急ぎ整備する必要があります。隊友会も今は平時の活動ですが、有事には家族支援施策の他新たな役割が出てきそうです。新型コロナウィルスにしっかり対応しつつ防衛出動事態移行時の自衛隊や隊友会の活動に思いを巡らしてみて下さい。
 会員の皆様も健康に十分留意されお過ごし下さい。

(令和2年4月)
ダイヤモンド・プリンセス号が横浜に入港したのは2月6日でした。日本の対応について国内外から批判的な報道が多数ありました。当時、新型コロナウィルスについては解らないことが多く、最悪を考えると下船させなかったことも理解できます。当時他人事であったことが約2か月が過ぎ世界に蔓延し危機的状況になるとは誰も予想しなかったと思います。中国やダイヤモンド・プリンセス号への対応を対岸の火事としていたのでしょう。少なくとも日本はダイヤモンド・プリンセス号対応で直接学んだことを今に生かしていると思いますが、国民への説明不足や国民の危機意識には問題があったと思います。緊急事態宣言が発令されましたが、諸外国に比し国民の権利を縛らない法律ならば、国民にしっかり説明し危機意識を持たせ自覚ある行動を促す必要があります。しかしながら、有事は(議論や説明する)時間のいとまがないことの方が多く、最悪の事態に対応する態勢に速やかに移行できる法律(強制力を含む。)、組織、装備、物資の備蓄等平時に整備しておく必要があります。そして、リーダーの存在です。間もなく鹿児島市議会議員選挙がスタートします。
 私達の思いを政治の場に届ける仲間を応援しましょう。会員の皆様も十分気を付けてお過ごし下さい。

(令和2年3月)
 テレビでは連日、新型コロナウィルス感染の話題で持ち切りですが、結果論や糾弾だけでなく、もう少し建設的な議論や内容を報道できないものかと辟易してしまいます。3月に参加予定の行事の大部分が中止になり年度末を静かに過ごせそうですが、なんとしてでも参加しようと準備していた奄美駐屯地・瀬戸内分屯地の第1回目の創立記念行事も、残念なことになりました。奄美駐屯地・瀬戸内分屯地の部隊は何もかも初めてで訓練・行事等はほとんど0スタートで苦労しながら計画実施の1年だったと思います。ご労苦に感謝と敬意を表するとともに着実に伝統を築かれていくことを会員の皆様と祈念したいと思います。自衛隊は当面(3月は)、行事等は部内のみでの実施とのことです。自衛隊へ新型コロナウィルスが侵入しないことを祈るとともに会員の皆様も十分気を付けてお過ごし下さい。

(令和2年2月)
 先日、ラジオから「今年も残り11ヶ月となりました。」と冗談半分で言ってましたが、「光陰矢の如し」でもう少し時間を有効に使わないといけないなあと反省しきりです。
 さて、1月8日、海自輸送艦「くにさき」が鹿児島北埠頭本港区北埠頭に桜島火山爆発防災訓練参加のため入港し歓迎行事に参加しました。式には海自艦長他幹部の中に新編された第2水陸機動連隊長の姿があり、艦内には陸自隊員、多数の陸上車両、水陸両用装甲車等が乗船・積載されており、35年程前、沖縄の海兵隊研修時に米海軍艦艇の中を海兵隊員が忙しく動き回っていた姿を思い出し隔世の感がしました。今回は防災訓練ですが、今後、海空の火力・輸送支援下の統合作戦による離島奪回等の訓練が本格化し離島防衛等の抑止力を高めることになるでしょう。
 2月2日海自護衛艦「たかなみ」が中東へ向け出発しましたが、(日本の石油依存の状況等現実を直視せず政争の具としている)反対組織が周辺で憲法違反・派遣中止などとプラカードを掲げていましたが、だからこそ(命令により派遣される自衛隊に言うのではなく)国会でしっかり憲法論議をして欲しいものです。任務を完遂して無事に帰国することを祈ります。