鹿児島県隊友会
隊友会の活動 
                   県隊友会総会を開催  
 鹿児島県隊友会は、5月18日、令和7年度鹿児島県隊友会定期総会を、城山ホテル鹿児島で開催した。総会には、来賓として、国会議員・県議会議員・防衛協力諸団体代表及び自衛隊から30名を迎え、総会から引き続く防衛講話、懇親会に、延べ84名が参加した。総会にあっては、国歌・隊友会歌を斉唱、物故会員及び殉職隊員への黙祷を捧げ、功績のあった会員に対して会長からの表彰が行われた。次いで会長挨拶の後、議事として令和6年度の県隊友会業務の成果・決算・監査報告、そして令和7年度事業・予算について説明があり、それぞれ滞りなく承認を得た。
 防衛講話は、新しく着任された自衛隊鹿児島地方協力本部本部長の1等海佐の川畑信一氏が「自衛官の処遇・勤務環境の改善等」と題し、現在の処遇等について講話された。懇親会における国会議員の挨拶では、普段から自衛隊と県民の架け橋として、隊友会による県内での社会貢献について触れられ、厚い感謝の意が伝えられた。鹿児島県郷友会長村山文彦氏の乾杯により宴が開始されると、早速挨拶回りも始まり、途中、新会員の自己紹介・祝電披露を含め、久しぶりの懇親の場で会話が盛り上がるところとなった。 
                                   鹿児島県隊友会事務局次長 後藤光一 記

                            会長挨拶


              令和6年度県グラウンド・ゴルフ大会を開催
 令和6年11月24日(日)樋脇グラウンド・ゴルフ場において、第21回鹿児島県隊友会グラウンドゴルフ大会(児玉健二郎大会会長)を実施した。今大会は鹿児島地区協議会(石崎耕太郎会長)が担当し、県内各支部から100名(20チーム)の会員・家族がプレーヤーとして参加。秋晴れの絶好のゴルフ日和のもと、開会セレモニーに県議会議員の本田しづか氏が挨拶し、会員皆さんを激励した。参加者の平均年齢が76.6才と高齢化が進む中、はつらつとプレーし50mの一番長い距離のホールインワンを鹿児島地協の永田隊友が達成するなど  19個のホールインワンがでて会場が盛り上がった。
 成績は、団体の部において、薩摩川内支部Aチーム(194点)が優勝、同Bチーム(198点)が準優勝、第3位が伊佐Aチーム(204点)となった。個人戦は、女性陣が活躍し家族会員等が上位を占めた。大会は、終始を通じ予定どおり進行し、参加した方々の健康面も問題なく成功裏に終了することが出来た。
                                    鹿児島県隊友会事務局次長 後藤光一 記
 

              令和6年度安全保障フォーラムを開催
 鹿児島県隊友会(会長兒玉健二郎)は、令和6年度安全保障フォーラムin鹿児島を10月27日(日)鹿児島市勤労者交流センターで元陸上幕僚長岩田清文氏をお迎えして一般約40名、家族会、郷友会、隊友会など207名の参加者に「台湾・日本有事に備え、戦争を抑止する」と題して講話を実施した。現在の国際社会は、ウクライナ情勢、中東情勢などその秩序は危機に瀕しており民主主義国家は深刻な脅威にさらされています。このまま推移すれば既成事実化し民主主義の敗北となります。そのような情勢において、中国は台湾有事に向け着々と準備を進め、いつでも侵攻できる態勢を固めています。そのため南西諸島への部隊展開、米軍の早期部隊展開が中国の侵攻意思を抑止することになる。今後更に、日本が強化すべきは戦争を起こさせない意思と能力を保有し、戦争を抑止することである。シーレーン確保は困難を極め長期消耗戦に耐ええるエネルギー政策、
中国・台湾そして与那国・等離島住民の避難・退避態勢の確立、サイバー情報戦能力の強化等法整備の必要性も強調された。さらに我が国の意識について「国のために戦うか」の問いに「はい」答えたのが13.2%と世界最低。国民の愛国心なくて、他国の人が、助けるはずがない。戦争は自衛隊だけが「戦う」のではない。国民全員が対象であり全国民が「闘う」ことになる。軍事のみではなく、政治・外交・経済・技術面など全てがその対象となることを強調された。また、最悪の事態に備えた抑止力の強化で敵の侵攻意図を砕き戦わずして勝つことも強調された。最後に憲法を改正、その第一歩として「自衛隊を明記」すべきだ。と時々ジョークを交え、わかりやすく説明されました。公演後、県郷友会の村山文彦会長からお礼の辞で講演が盛大裡に終了した。
                                                                                 県副会長 川原 学 記


                          講話中の岩田清文氏

             九州・沖縄ブロック研修会宮崎大会に参加
 鹿児島県隊友会は、令和6年10月6日(日)から7日(月)の間宮崎県が計画した「令和6年度 九州・沖縄ブロック研修会宮崎大会」に会長以下23名が参加した。長崎県大会と異なり、参加者数を限定しない開催で昨年を12名上回る23名の参加であった。懇親会では来賓を含め総計183名の参加となった。
 参考活動の発表では、宮崎県が「自衛隊と和太鼓と隊友会活動」と珍しい内容であったが、隊友会員が現役時習得した太鼓の技術で退職後も地域への貢献のため組織を立上げ小学生から大人でチームを編成し練成を重ね、各種の行事で、地域の方々に喜ばれている話などジョークを交え、隊友会と地域を結びつける活動に感銘を受けた。防衛講話は、第5航空団司令の大嶋善勝空将補が「新田原基地・空自の概要」と題し、講話をされた。主に部隊の現状や周辺空域現況についての紹介がありました。意見交換会は宮崎県知事代理、参議院議員佐藤正久氏等の来賓挨拶ののち、隊友会本部執行役の西成人氏の乾杯で開始された。宴たけなわの中、参考活動の発表のあった和太鼓演奏が紹介され大太鼓の音に魅せられた。会では日頃会えない同期・先輩・後輩等と予定の2時間でも語りつくせない程であった。最後に隊友会歌の斉唱のあと、2年後開催県である佐賀県の田代 繁会長の万歳三唱で閉め、お開きとなった。
2日目の現地研修は新田原航空基地に移動し研修をした。基地警備犬の訓練、救難部隊装備品紹介、F-15戦闘機の見学、パイロットの訓練内容等興味を持って研修を終了した。研修の最後に新田原基地の体験喫食で腹を満たし、現地解散した。今回の研修会に際し、鹿児島地方協力本部の多大なる支援を得ありがとうございました。                                    第2副会長 川原 学 記


                       隊友会歌斉唱中の参加者

               令和6年度県殉職隊員慰霊祭を斎行
 10月5日、鹿児島縣護国神社において「令和6年度鹿児島県自衛隊殉職隊員慰霊祭」が自衛隊鹿児島地方協力本部の支援の下、鹿児島県隊友会主催で齋行されました。コロナの影響も懸念される中、昨年から通常開催に戻り本年度は、ご遺族14遺族(15名)の他、県内自衛隊の各部隊長・防衛協力諸団体長並びに隊友会員など計32名が参加しました。
 祭事においては、神事の後、兒玉県隊友会長、牛牧遺族会県支部連合会会長の祭文奏上に引き続き、玉串奉奠などが厳かに執り行われました。祭事に引き続き、直会が実施され、県自衛隊家族会会長の有村長藏氏の献杯の音頭の後、会食懇談となり、故人を偲ぶ時間がもたれました。

          第38回桜島・錦江湾横断遠泳大会ボランティア参加
 鹿児島県隊友会は、令和6年9月23日(月祝)、桜島小池海岸から磯海岸までの4.2Kmの横断遠泳に船上から審判として参加しました。本大会は、鹿児島ユナイテッドFCを中心とした実行委員会が大会運営にあたり、今年は県内4チーム 県外12チーム(東京・神奈川・兵庫・福岡・沖縄等)計16個チーム(1個チーム:5名)で競う大会となりました。支援は防大同窓会等(7名)、隊友会鹿児島地区協議会(3名)、国分駐屯地曹友会(5名)が参加しました。                         薩摩川内支部 樺山 一考 記
 

              小川会員(姶良支部)へ本部長表彰授与
 7月22日(月)、宮口修一隊友会相談役(現偕行会会長)が小川瀬津夫氏の長男宅にて、異状なく本部表彰状を伝達いたしました。小川氏は、今年4月からグループホームに入所しており、伝達のために外出の許可を得て参りま した。本人は足腰もしっかりしていて、とてもお元気でした。伝達終了後、ご家族の皆様と和やかな雰囲気で懇談し、更なる健康を願って終了しました。


                瀬戸内町長への感謝状授与
 7月8日(月)隊友会会長は瀬戸内町長への本部理事長からの感謝状授与伝達に伴い奄美大島へ来島され、瀬戸内町長と意見交換を行うとともに初めての奄美訪問に伴い支部の活動状況を垣間見るとともに海自奄美基地分遣隊長、陸自奄美駐屯地司令・瀬戸内分屯地司令を表敬訪問され奄美の実情について意見交換を行いました。1日だけの日程でしたが有意義な奄美訪問を行いました。

 
          中央が瀬戸内町長、向って左から2番目が兒玉会長、右から2番目が碩支部長

               令和6年度鹿児島県隊友会総会を開催
 鹿児島県隊友会は、5月19日、令和6年度鹿児島県隊友会定期総会を、城山ホテル鹿児島で開催した。総会には、来賓として、県知事・国会議員・県議会議員・防衛協力諸団体代表及び自衛隊から30名を迎え、総会から引き続く防衛講話、懇親会に、延べ99名が参加した。
 総会にあっては、国歌・隊友会歌を斉唱、物故会員及び殉職隊員への黙祷を捧げ、功績のあった会員に対して会長からの表彰が行われた。次いで会長挨拶の後、議事として令和5年度の県隊友会業務の成果・決算・監査報告、そして令和6年度事業・予算について説明があり、それぞれ滞りなく承認を得た。防衛講話は、鹿屋第1航空群司令 大西 哲 海将補が「南西地域の防衛について」と題し、中国の尖閣・東シナ海への海洋進出の活発化は、空母をはじめ無人機まで使用されるなど、格段に造成されており、軍事的圧力の強化が顕著であることを説明された。 過去勤務した我々の時代と比べて緊迫感が増している現状は、隔世の感であり、危機感をもって聴講することとなった。懇親会における知事・国会議員の挨拶では、普段から自衛隊と県民の架け橋として、隊友会による県内での社会貢献について触れられ、深い感謝の意が伝えられた。
 鹿児島県郷友会長 福島 卓氏の乾杯により宴が開始されると早速、互いの挨拶回りも始まり、途中新会員の5名の自己紹介・祝電披露を含め、久しぶりの懇親の場で会話が盛り上がるところとなった。
                                   鹿児島県隊友会事務局次長 後藤光一

                          兒玉会長挨拶

 鹿児島県隊友会は、令和6年2月25日(日)、鹿児島市内の市民福祉プラザにおいて、鹿児島県自衛隊家族会及び鹿児島県郷友会との共催による「令和5年度安全保障フォーラム」を開催し、隊友会、家族会及び郷友会の会員並びにその家族等、約180名が参加した。
 今回の安全保障フォーラムは、22年前に奄美大島沖で発生した不審船事案において巡視艇「きりしま」の航海長として対応され、現在、第10管区海上保安本部総務部長の「田中航二郎」氏を講師としてお招きし「令和の海上保安体制について」と題して講話を頂いた。
 海上保安庁の任務・組織、日本周辺海域に於ける活動状況、就中、尖閣諸島周辺海域の非常に緊迫した海の護りについて、米軍や海上自衛隊との連携要領等を含め、非常に興味深い講話内容であった。講話終了後の質疑・応答においては、尖閣列島周辺海域の逼迫した状況における海上保安庁の動きについて、政治的に微妙な質問も出る等、非常に成果のあった安全保障フォーラムであった。
                            鹿児島県隊友会事務局次長 後藤光一 記

                最後の県隊友会囲碁大会を開催
 今回で最後となる第14回県隊友会囲碁大会が、令和6年2月4日(日)、霧島市社会福祉協議会センターにおいて、開催されました。参加者は35名で、このうち競技者は隊友会員10名と国分老人囲碁同好会員22名の合計32名でした。新型コロナウィルスが蔓延して、令和2年4月に国が緊急事態宣言してから、我が国のあらゆる活動が自粛されるようになり、この県隊友会囲碁大会も第11回、12回を中止せざるを得ませんでした。第13回は、コロナ禍でありましたが、対策をして隊友会会員のみ13名のやや寂しい大会でした。
 今回は、昨年5月に新型コロナが5類に移行されたことから、第10回大会以前と同様に実施しました。しかしながら、会員の高齢化に伴って参加者が年々減少してきたことから、県として最後の大会となりました。競技は、段位を基準とした8のパートに分けリーグ戦方式で実施し、対局は終始和やかに楽しく行われました。

 各パートの優勝者は次のとおりです。(パート、氏名、支部名)
 Aパート、木下敏郎(一般)  
 Bパート、西澤清孝(一般)                                          Cパート、橋本謙三(一般)                                         Dパート、立和名徹(一般)                                          Eパート、篠崎靖博(一般)                                         Fパート、竹之下孝二(一般)                                         Gパート、寺村正春(国分)                                          Hパート,下之園昭文(隼人)                                         今大会は、国分老人囲碁同好会の協力もあり盛大に実施することができました。また、国分支部から、審判長として佐藤博会員、競技委員長として梅北修一会員の全面的な支援を得て、大会を無事終えることができました。終わりに、実行委員長として、第1回から今回までの大会を盛り上げて下さった関係者の皆様に対して敬意と感謝を申し上げたいと思います。                                                                             隼人支部長 平原 誠 記 





          令和5年度鹿児島県自衛隊殉職隊員慰霊祭を齋行 
 鹿児島県隊友会が主催する令和5年度鹿児島県自衛隊殉職隊員慰霊祭を11月25日(土)、鹿児島懸護國神社で齋行致しました。令和2年度から昨年まで3年間の縮小開催で10名程度の開催でありましたが、今年度は令和元年度並みのご遺族11遺族、15名の他、県内自衛隊の各部隊長・防衛協力諸団体長並びに隊友会会員など36名が参加いたしました。鹿児島県護国神社の祭事においては、兒玉県隊友会長、牛牧遺族会県支部連合会会長の祭文奏上に始まり玉串奉奠などの催しが厳かに執り行われました。じご、直会が実施され、県自衛隊家族会会長の有村長藏氏の献杯の音頭のあと、会食懇談の時間で故人を偲ぶ時間がもたれました。
                             鹿児島県隊友会事務局次長 後藤光一 記



  向かって左から7番目が牛牧遺族会鹿児島県支部連合会長、8番目が兒玉県隊友会長   
         
             九州・沖縄ブロック(長崎退会)研修会に参加
 鹿児島県隊友会は11月18日(土)から19日(日)にかけて、長崎県佐世保市で開催された九州・沖縄ブロック(長崎大会)研修会に児玉会長以下10名で参加した。九州新幹線が事故で動かず、会長が1時間ほど遅れるというハプニングがありましたが、昼食時間を車内でとるなどして会場には概ね予定通りに到着しました。
研修会においては、川井田国分支部長が「株式会社霧島ふるさとおたすけ隊6070」についてユーモアを含めて隊友会会員の拡大施策等について説明し喝采を受けました。その後、会場をかえて西部方面隊幕僚長、陸海空部隊長等、地本長と各県隊友会会員との懇親を深めた。         
 翌日は水陸起動団を研修し、水陸両用車等の装備品、プール等の訓練場所を研修し、時代に応じて訓練内容も大きく変化していることに驚きを感じました。尚年の九州・沖縄ブロック研修会は、宮崎市のシーガイアで実施することとなりました。

                                  鹿児島県隊友会事務局次長 後藤光一 記

            前列右から3番目が松浦鹿児島地本長、2番目が兒玉会長

    燃ゆる感動かごしま国体・大会(特区障害者スポーツ大会)に参加して 
 鹿児島県隊友会は、10月8日から16日までの間、「燃ゆる感動かごしま国体」において、国分支部及び隼人支部から32名の隊友会員がハンドボール、サッカー会場での案内誘導及び空港から会場までの輸送交通係等として延べ87人日のボランティア支援を実施し、鹿児島県皇后杯の栄誉に貢献しました。
 特に銃剣道では全国銃剣道連盟会長(番匠幸一郎氏、鹿児島市出身)及び鹿児島県銃剣道連盟会長(山下要隊友会員)が見守る中、鹿児島県(第12普通科連隊隊員)が優勝の栄冠を勝取り、ひときわ感動しました。また、続いて10月28日から10月31日にかけて行われた「燃ゆる感動かごしま大会(特別全国スポーツ大会)」においてはリハーサルを含めて県内各地の隊友会員20名が延べ48人日のボランティア支援を実施し、陸上競技、バレーボール、卓球、サッカー、ソフトボールなどの等の各種競技会場で大会運営や弁当配布などの後方支援等、大会のスムーズな運営に貢献しました。
 本大会には全国から約3600名の選手が全国から集まり熱戦を繰広げ、練習や本番の試合に全力を尽くす姿に感動しました。また、県内各地kら選手の数を上回る約4000名のボランティアが集まり、仲間同士での心温まる交流もあり、「燃ゆる感動かごしま大会」の名前にふさわしい大会になったものと思います。

                                 鹿児島県隊友会事務局次長 後藤光一 記
        
決勝戦先鋒の試合、来賓席最前列中央が番匠氏、その右が山下氏