鹿児島県隊友会
隊友会の活動 
 鹿児島県隊友会は、令和6年2月25日(日)、鹿児島市内の市民福祉プラザにおいて、鹿児島県自衛隊家族会及び鹿児島県郷友会との共催による「令和5年度安全保障フォーラム」を開催し、隊友会、家族会及び郷友会の会員並びにその家族等、約180名が参加した。
 今回の安全保障フォーラムは、22年前に奄美大島沖で発生した不審船事案において巡視艇「きりしま」の航海長として対応され、現在、第10管区海上保安本部総務部長の「田中航二郎」氏を講師としてお招きし「令和の海上保安体制について」と題して講話を頂いた。
 海上保安庁の任務・組織、日本周辺海域に於ける活動状況、就中、尖閣諸島周辺海域の非常に緊迫した海の護りについて、米軍や海上自衛隊との連携要領等を含め、非常に興味深い講話内容であった。講話終了後の質疑・応答においては、尖閣列島周辺海域の逼迫した状況における海上保安庁の動きについて、政治的に微妙な質問も出る等、非常に成果のあった安全保障フォーラムであった。
                            鹿児島県隊友会事務局次長 後藤光一 記

                最後の県隊友会囲碁大会を開催
 今回で最後となる第14回県隊友会囲碁大会が、令和6年2月4日(日)、霧島市社会福祉協議会センターにおいて、開催されました。参加者は35名で、このうち競技者は隊友会員10名と国分老人囲碁同好会員22名の合計32名でした。新型コロナウィルスが蔓延して、令和2年4月に国が緊急事態宣言してから、我が国のあらゆる活動が自粛されるようになり、この県隊友会囲碁大会も第11回、12回を中止せざるを得ませんでした。第13回は、コロナ禍でありましたが、対策をして隊友会会員のみ13名のやや寂しい大会でした。
 今回は、昨年5月に新型コロナが5類に移行されたことから、第10回大会以前と同様に実施しました。しかしながら、会員の高齢化に伴って参加者が年々減少してきたことから、県として最後の大会となりました。競技は、段位を基準とした8のパートに分けリーグ戦方式で実施し、対局は終始和やかに楽しく行われました。

 各パートの優勝者は次のとおりです。(パート、氏名、支部名)
 Aパート、木下敏郎(一般)  
 Bパート、西澤清孝(一般)                                          Cパート、橋本謙三(一般)                                         Dパート、立和名徹(一般)                                          Eパート、篠崎靖博(一般)                                         Fパート、竹之下孝二(一般)                                         Gパート、寺村正春(国分)                                          Hパート,下之園昭文(隼人)                                         今大会は、国分老人囲碁同好会の協力もあり盛大に実施することができました。また、国分支部から、審判長として佐藤博会員、競技委員長として梅北修一会員の全面的な支援を得て、大会を無事終えることができました。終わりに、実行委員長として、第1回から今回までの大会を盛り上げて下さった関係者の皆様に対して敬意と感謝を申し上げたいと思います。                                                                             隼人支部長 平原 誠 記 




          令和5年度鹿児島県自衛隊殉職隊員慰霊祭を齋行 
 鹿児島県隊友会が主催する令和5年度鹿児島県自衛隊殉職隊員慰霊祭を11月25日(土)、鹿児島懸護國神社で齋行致しました。令和2年度から昨年まで3年間の縮小開催で10名程度の開催でありましたが、今年度は令和元年度並みのご遺族11遺族、15名の他、県内自衛隊の各部隊長・防衛協力諸団体長並びに隊友会会員など36名が参加いたしました。鹿児島県護国神社の祭事においては、兒玉県隊友会長、牛牧遺族会県支部連合会会長の祭文奏上に始まり玉串奉奠などの催しが厳かに執り行われました。じご、直会が実施され、県自衛隊家族会会長の有村長藏氏の献杯の音頭のあと、会食懇談の時間で故人を偲ぶ時間がもたれました。
                             鹿児島県隊友会事務局次長 後藤光一 記



                     祭文奏上中の兒玉会長

 
  向かって左から7番目が牛牧遺族会鹿児島県支部連合会長、8番目が兒玉県隊友会長   
         
             九州・沖縄ブロック(長崎退会)研修会に参加
 鹿児島県隊友会は11月18日(土)から19日(日)にかけて、長崎県佐世保市で開催された九州・沖縄ブロック(長崎大会)研修会に児玉会長以下10名で参加した。九州新幹線が事故で動かず、会長が1時間ほど遅れるというハプニングがありましたが、昼食時間を車内でとるなどして会場には概ね予定通りに到着しました。
研修会においては、川井田国分支部長が「株式会社霧島ふるさとおたすけ隊6070」についてユーモアを含めて隊友会会員の拡大施策等について説明し喝采を受けました。その後、会場をかえて西部方面隊幕僚長、陸海空部隊長等、地本長と各県隊友会会員との懇親を深めた。         
 翌日は水陸起動団を研修し、水陸両用車等の装備品、プール等の訓練場所を研修し、時代に応じて訓練内容も大きく変化していることに驚きを感じました。尚年の九州・沖縄ブロック研修会は、宮崎市のシーガイアで実施することとなりました。

                                  鹿児島県隊友会事務局次長 後藤光一 記
       
           開催県(長崎県)の江見(笑)会長のユ−モアあふれる自己紹介  

       
            前列右から3番目が松浦鹿児島地本長、2番目が兒玉会長

    燃ゆる感動かごしま国体・大会(特区障害者スポーツ大会)に参加して 
 鹿児島県隊友会は、10月8日から16日までの間、「燃ゆる感動かごしま国体」において、国分支部及び隼人支部から32名の隊友会員がハンドボール、サッカー会場での案内誘導及び空港から会場までの輸送交通係等として延べ87人日のボランティア支援を実施し、鹿児島県皇后杯の栄誉に貢献しました。
 特に銃剣道では全国銃剣道連盟会長(番匠幸一郎氏、鹿児島市出身)及び鹿児島県銃剣道連盟会長(山下要隊友会員)が見守る中、鹿児島県(第12普通科連隊隊員)が優勝の栄冠を勝取り、ひときわ感動しました。また、続いて10月28日から10月31日にかけて行われた「燃ゆる感動かごしま大会(特別全国スポーツ大会)」においてはリハーサルを含めて県内各地の隊友会員20名が延べ48人日のボランティア支援を実施し、陸上競技、バレーボール、卓球、サッカー、ソフトボールなどの等の各種競技会場で大会運営や弁当配布などの後方支援等、大会のスムーズな運営に貢献しました。
 本大会には全国から約3600名の選手が全国から集まり熱戦を繰広げ、練習や本番の試合に全力を尽くす姿に感動しました。また、県内各地kら選手の数を上回る約4000名のボランティアが集まり、仲間同士での心温まる交流もあり、「燃ゆる感動かごしま大会」の名前にふさわしい大会になったものと思います。

                                 鹿児島県隊友会事務局次長 後藤光一 記

        
決勝戦先鋒の試合、来賓席最前列中央が番匠氏、その右が山下氏

     
         向って村山隊友(鹿児島東)76才、右が筆者

 姶良支部は、令和5年5月28日加音ホール・加治木運動場・加治木港を会場とした、鹿児島県総合防災訓練に4名が参加した。
 自衛隊・警察・消防、各関係企業等約85団体が参加し訓練の目的は、地震・大雨による複合災害の発生を想定した避難や避難行動要支援者の避難、負傷者への対応、避難所運営などが実施され県・市・防災関係機関相互の連携と協力体制の強化を図ることでした。姶良支部が訓練に参加した加治木運動場では、各種車両が施設器材部隊(第8施設大隊)の保有する渡河橋を渡って被災地へ前進するという状況で訓練は始まった。姶良支部の任務は、車両出入路の見学者への安全確保であった。幸い訓練実施会場へ侵入する見学者は存在せず、安全に任務を達成できた。また、被災者救助訓練に於いては、自衛隊・消防・警察が相互に連携を図りスムーズに被災者を救助できた。
 終了式において、統裁監である塩田県知事の講評において、「今回の訓練で各関係機関の相互連携の体制をしっかり確認できた」と称賛のお言葉を頂いた。今回の総合防災訓練で感じたことは、これから梅雨に入り、また地球温暖化の影響も重なり今まで以上に防災意識を高めていきたいと痛感した。会員皆様も各家庭においては危機感をもって防災意識を高め、被災した場合どこに避難するのか、非常食等日頃から準備しているか等、家族ぐるみで検討し、準備する必要があると感じた。
                                姶良支部事務局長 吉牟田 章 記
         

                   誘導勤務中の堀 正始会員
 
              令和5年度鹿児島県隊友会総会開催
 鹿児島県隊友会は、5月27日、コロナ禍による縮小開催から4年ぶりに通常通りの開催となった「令和5年度県隊友会定期総会」を鹿児島サンロイヤルホテルで開催した。
 定期総会の後、海上自衛隊鹿屋航空基地の第1航空群司令藤原直哉様による「防衛力整備について」の防衛講話、引き続く懇親会は、特別会員である衆議院議員小里泰弘様、同じく保岡宏武様、また鹿児島地方協力本部長、第12普通科連隊長兼ねて国分駐屯地司令等、現職自衛官、防衛協力諸団体長など約100名が参加し、盛大に実施された。
 定期総会において、4年間勤務した宮口会長が退任となり、新会長として副会長であった薩摩川内支部の兒玉健二郎氏(第15代会長)が選出され、防衛協力諸団体と連携し「国民と自衛隊の懸け橋」として全力を尽くすとの決意表明があった。
 懇親会は、県郷友会長の市来徹夫様の音頭で乾杯の後、昨年度新規入会者の7名が紹介され、懇親の宴となり、久し振りの通常開催の定期総会・懇親会とあって、大いに親睦を深めることができ、最後は、鹿児島偕行会長の村山文彦氏(第13代県隊友会長)の万歳三唱で会を締めくくった。
                         鹿児島県隊友会事務局次長 後藤光一記
 
     
                                     挨拶中の兒玉会長


     
                    第1航空群司令藤原直哉海将補の講話