鹿児島県隊友会
隊友会の活動
                令和7年度安全保障フォーラムを開催
 鹿児島県隊友会(会長 兒玉健二郎)は、10月18日(日)元海上自衛隊佐世保地方総監 西 成人氏(鹿児島県出身)を講師にお迎えし「令和7年度安全保障フォーラムin鹿児島」を鹿児島市勤労者交流センターで実施した。
 この安全保障フォーラムは、毎年度、県隊友会、県家族会、県郷友会の共催という形で実施していたが、本年度から鹿児島水交会、県偕行会の後援も得て盛大に実施した。本年度の演題は、「令和7年度政策提言について」であったが、国会議員の先生方、県議会議員、市議会議員、県内に所在する部隊の現役部隊長、防衛協力諸団体等、一般入場者を含め、約200名の参加があり、我が国の安全保障に関する意識の高揚に役立つものであった。「政策提言」は、毎年秋に隊友会、陸修偕行社、水行会、つばさ会の4団体で政府関係者に対して実施しているものであり、現役部隊を支えるという観点から、防衛協力諸団体にとって、非常に重要な柱であるということを認識するとともに、現実的かつ主体的な防衛力構築を提言するという観点から、益々混迷を深めつつある現在の国内外情勢の中、令和7年度の政策提言においても、憲法の改正、防衛力の強化、人的基盤の強化、安全保障に関する国民全体の意識の高揚、日米同盟の更なる強化等について、更に一歩踏み込んだ提言がなされるということであり、我が国の安全保障環境の改善方策を探るための貴重な勉強の機会となった。  最後に、県郷友会の村山文彦会長から講師に対するお礼の言葉があり、成功裡に終了した。
                          鹿児島県隊友会事務局次長 後藤 光一 記

                      講話中の西 成人氏
  
  

               第39回桜島・錦江湾横断遠泳大会を支援
 鹿児島県隊友会は、令和7年9月14日(日)、桜島小池海岸から磯海岸までの4.2Kmの横断遠泳に船上から審判員として参加しました。天候にも恵まれボランティアとして素晴らしい大会運営に貢献できたこと、皆様に感謝申し上げます。来年は1日の大会からシーズンへの大会運営となる新方式が検討されることから隊友会としてボランティアを継続するか重要な判断を求められます。今後、意見を戴く場合がございますので、ご協力をお願い致します。                              防大同窓会事務局長 樺山一孝 記


 向って右から小生、南野隊友、小田隊友、長倉隊友、松田隊友、後藤隊友、(高野隊友は未撮影)

                 鹿児島地本との意見交換会を実施
 鹿児島県隊友会は、6月21日、鹿児島地方協力本部との意見交換会を鹿児島第2地方合同庁舎にて開催した。本会の目的は、部隊等との連携を図るため、直接的な交流の場を設ける事業として例年開催しており、地本からは川畑本部長以下5名、隊友会からは兒玉会長以下7名の副会長等が参加し、相互の現況および令和7年度の主要事業等について情報交換を行うとともに、相互の関心事について意見交換した。
 今後、鹿屋航空基地、国分駐屯地および川内駐屯地との意見交換会を年度内に予定している。
                                     鹿児島県隊友会常務理事 樺山一考 記

    


                   県隊友会総会を開催  
 鹿児島県隊友会は、5月18日、令和7年度鹿児島県隊友会定期総会を、城山ホテル鹿児島で開催した。総会には、来賓として、国会議員・県議会議員・防衛協力諸団体代表及び自衛隊から30名を迎え、総会から引き続く防衛講話、懇親会に、延べ84名が参加した。総会にあっては、国歌・隊友会歌を斉唱、物故会員及び殉職隊員への黙祷を捧げ、功績のあった会員に対して会長からの表彰が行われた。次いで会長挨拶の後、議事として令和6年度の県隊友会業務の成果・決算・監査報告、そして令和7年度事業・予算について説明があり、それぞれ滞りなく承認を得た。
 防衛講話は、新しく着任された自衛隊鹿児島地方協力本部本部長の1等海佐の川畑信一氏が「自衛官の処遇・勤務環境の改善等」と題し、現在の処遇等について講話された。懇親会における国会議員の挨拶では、普段から自衛隊と県民の架け橋として、隊友会による県内での社会貢献について触れられ、厚い感謝の意が伝えられた。鹿児島県郷友会長村山文彦氏の乾杯により宴が開始されると、早速挨拶回りも始まり、途中、新会員の自己紹介・祝電披露を含め、久しぶりの懇親の場で会話が盛り上がるところとなった。 
                                   鹿児島県隊友会事務局次長 後藤光一 記

                            会長挨拶


              令和6年度県グラウンド・ゴルフ大会を開催
 令和6年11月24日(日)樋脇グラウンド・ゴルフ場において、第21回鹿児島県隊友会グラウンドゴルフ大会(児玉健二郎大会会長)を実施した。今大会は鹿児島地区協議会(石崎耕太郎会長)が担当し、県内各支部から100名(20チーム)の会員・家族がプレーヤーとして参加。秋晴れの絶好のゴルフ日和のもと、開会セレモニーに県議会議員の本田しづか氏が挨拶し、会員皆さんを激励した。参加者の平均年齢が76.6才と高齢化が進む中、はつらつとプレーし50mの一番長い距離のホールインワンを鹿児島地協の永田隊友が達成するなど  19個のホールインワンがでて会場が盛り上がった。
 成績は、団体の部において、薩摩川内支部Aチーム(194点)が優勝、同Bチーム(198点)が準優勝、第3位が伊佐Aチーム(204点)となった。個人戦は、女性陣が活躍し家族会員等が上位を占めた。大会は、終始を通じ予定どおり進行し、参加した方々の健康面も問題なく成功裏に終了することが出来た。
                                    鹿児島県隊友会事務局次長 後藤光一 記
 

              令和6年度安全保障フォーラムを開催
 鹿児島県隊友会(会長兒玉健二郎)は、令和6年度安全保障フォーラムin鹿児島を10月27日(日)鹿児島市勤労者交流センターで元陸上幕僚長岩田清文氏をお迎えして一般約40名、家族会、郷友会、隊友会など207名の参加者に「台湾・日本有事に備え、戦争を抑止する」と題して講話を実施した。現在の国際社会は、ウクライナ情勢、中東情勢などその秩序は危機に瀕しており民主主義国家は深刻な脅威にさらされています。このまま推移すれば既成事実化し民主主義の敗北となります。そのような情勢において、中国は台湾有事に向け着々と準備を進め、いつでも侵攻できる態勢を固めています。そのため南西諸島への部隊展開、米軍の早期部隊展開が中国の侵攻意思を抑止することになる。今後更に、日本が強化すべきは戦争を起こさせない意思と能力を保有し、戦争を抑止することである。シーレーン確保は困難を極め長期消耗戦に耐ええるエネルギー政策、
中国・台湾そして与那国・等離島住民の避難・退避態勢の確立、サイバー情報戦能力の強化等法整備の必要性も強調された。さらに我が国の意識について「国のために戦うか」の問いに「はい」答えたのが13.2%と世界最低。国民の愛国心なくて、他国の人が、助けるはずがない。戦争は自衛隊だけが「戦う」のではない。国民全員が対象であり全国民が「闘う」ことになる。軍事のみではなく、政治・外交・経済・技術面など全てがその対象となることを強調された。また、最悪の事態に備えた抑止力の強化で敵の侵攻意図を砕き戦わずして勝つことも強調された。最後に憲法を改正、その第一歩として「自衛隊を明記」すべきだ。と時々ジョークを交え、わかりやすく説明されました。公演後、県郷友会の村山文彦会長からお礼の辞で講演が盛大裡に終了した。
                                                                                 県副会長 川原 学 記


                          講話中の岩田清文氏